よくメディアに現れる「小惑星地球衝突ネタ」のガセ率が結果的に高くなることについてです。
12月24日、Asahi.comで、「25年後に小惑星が衝突? 確率300分の1、NASA 」とかいうニュースが流されていました。
ところが、他のソースでは以下のようになります。
発表した学者の所属する、NASA の「News - Hightlights」では触れず。 AstroArts 天文ニュースでは無視。 BBC ニュースでは、言及なし。
CNN では記事がありました。「Scientists study orbit of newly found asteroid」
しかし、この記事では、見出しにすらこう書かれています。
... but he added that the perceived risk probably will be eliminated once astronomers get more detail about its orbit.
「しかし、彼(発表した科学者)は、こう付け加えた。天文学者たちがその軌道についてより詳しいことを知れば、そのリスクはおそらくなくなるだろう」
以上でわかるように、「小惑星が衝突」は結果的にガセネタになる確率が高いということを他のソースは認識していたわけです。
BBC ニュースの小惑星についての説明ページでは、小惑星地球激突の可能性「THE CHANCES OF AN ASTEROID HITTING THE EARTH」という項で、
Whenever we discover a new Near Earth Object, we can only make a very rough estimate of its future path. This is why the news sometimes reports that there is a risk of an asteroid hitting Earth. Of an asteroid’s many possible paths, some could result in collisions with our planet. However, as we collect more data, we are usually able to eliminate the chances of the body hitting Earth in the near future.
要するに、「新しく小惑星を見つけたときは、どういう軌道で動くか大雑把な予測しかできないため、ニュースでは『地球衝突』ネタがよく話題になるが、より多くの情報を集めると、たいていはその可能性がなくなる」ということです。
というわけで、今回も結局この話は消えるでしょう。
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